更年期のイライラで悩んでいる方へ~イライラ対処法【食べ物編】
更年期に訪れる様々な変化を更年期症状と呼びます。
”イライラしやすくなる”
というのも、その一つによく挙げられています。
女性ホルモンの分泌量が変わるので
”イライラしやすくなる”という症状が
気になってくる方も多いです。
症状の違いはありますが、
人間に生まれたからには、
誰にでも訪れるのが「更年期」です。
実は、女性だけではありません。
男性にも、更年期症状はあります。
この時期は、人生の中の「踊り場」のようなもの
と考えてみてはいかがでしょうか?
少し立ち止まって、
態勢を整えて、
ここからの人生をエイっと昇っていく…
その為の準備期間と思えたらいいですよね。
今日は、主に身体の態勢を整えてくれる
「食」の話をしてみたいと思います。
積極的にとりたい食べ物①
■具体的な食べ物:乳製品、骨ごと食べられる小魚、
ケール、ホウレンソウ、キャベツ、ナッツ類、
納豆などの発酵食品
■取りたい栄養素:カルシウム、ビタミンD、ビタミンK2
肉、魚、卵から摂取することができます。身体が日光に当たることでも作られています。
■栄養素の主な働き:ビタミンDはカルシウムの吸収に必要です。
ビタミンK2は、カルシウムが体内の適切な場所に沈着するために重要な役割を担っています。肉、魚、卵やザワークラウト、納豆などの発酵食品に含まれています。
積極的にとりたい食べ物②
■具体的な食べ物:サバ、サーモン、イワシ、ニシン、ナッツ類
■取りたい栄養素:オメガ3脂肪酸
■栄養素の主な働き:情緒のコントロールに大事な役割を果たしています。肌や粘膜のハリや潤いを保つようサポートしてくれます。
日光と適度な運動も忘れずに
必要な栄養素を摂ったら、
ぜひ、日光に当たることを
意識してみてください。
より効果的にカルシウムを
吸収することができるので、
この時期に気になる
骨粗しょう症対策にも有効です。
気をつけて摂りたい食べ物
アルコールとカフェインは、
ホットフラッシュを引き起こす恐れがあると言われています。
一方で、カフェインについては
ホットフラッシュの頻度を下げる可能性がある
という説もあります。
また、イライラ解消のために、
カフェイン又はアルコールを摂ることは、
注意が必要です。
カフェインもアルコールも刺激が強い、
つまり、依存性が高いので、
イライラしたら⇒飲まないと気が済まなくなる
と言う状態に陥りやすいと言えます。
コーヒーとお酒は、
落ち着いている時に
美味しくいただきましょう。
完璧を目指さない
「あ~、今日はコーヒーを4杯も飲んでしまった…」
「忙しくて、ジャンクなものばかり食べている…」
こんな事を思う事って、ありますよね。
実は、このように自分を責める考え方のクセは、
更年期症状を悪化させる一因でもあります。
せっかく、症状をやわらげようと
食に意識を向けたのに、
「思うように、うまく行かない!」と
自分を責めてしまいそうになったら…
「人間だもの、そんな時もあるよ。」
「明日は、野菜をたっぷり食べよう!」
という風に、切り替える言葉を使ってみては、いかがでしょうか?
一日2食として、1年間で●食
1日2食を意識して、野菜や魚、ナッツ類を
食べるようにしたとして、
1年間で730食に心を砕いたことになります。
1日1食だとしても、365食です。
全く意識せずに
食事をしたら…
0食ですね。
とは言うものの…
食事だけで、何とかなるのかしら…
そんな不安を感じていませんか?
確かに、食事に意識を向けて効果を実感するのには
時間がかかることもあります。
それだけ、緩やかに効くという事なのですが、
「イライラするのが、もうイヤ!」
「こんなにイライラする自分は、自分じゃないみたい!」
そんな辛さには、食事の習慣にプラス
思考の習慣も加えてみては、いかがでしょうか?
できそうな事を探してみる
イライラしている時というのは、
自分を守ろうとしている時です。
■更年期症状が辛くて、イライラする時…
■いつもは気にならなかったことに、カチンときた時…
あなたは
いったい
何から
自分自身を
守ろうと
していたのでしょうか?
「食」に向けた意識の10%でよいので
少しだけ自分自身と向き合う時間をとる。
一日3分でもOK!
「私は、いったい何にイラ立っていたのだろう?」
自分自身に問いかけてみてください。
イライラやさびしさ、悲しさと言った
一般的にマイナスな感情と言われている
「気持ち」が動く時
それは
自分自身からのメッセージかも
しれません。
そんな意識を持つことで
今のイライラのとらえ方が
違って見えてくるかもしれませんよ。
まとめ
更年期症状をやわらげるために
■積極的にとった方がよい食事は
魚・緑の野菜・ナッツ類
■避けた方がよい食事は
コーヒーなどのカフェイン入りの物
アルコール
食事だけだと、ちょっと心配…という時は
■イライラする時の自分自身と向き合う時間を
一日3分でよいので、つくってみる。
他にも、できそうな事ないかしら?と思っていたら…
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プロフィール
我慢も時には大切です。特に、暴言や暴力は我慢する力が必要ですが、感情そのものは我慢しない方が断然いい。
試しに「イライラする位、〇〇な気もちだったんだね」って、自分に声をかけてみてください。
どんな感じがするでしょうか。まるで、大切な誰かに声をかけられたような、そんなホッとする感じがするのではないでしょうか。
「怒っちゃダメ」は、昭和の呪い。
令和は、自分らしく表現する時代です。
あなたらしく喜怒哀楽を表現する未来へ向かって、
一緒に一歩を踏み出してみませんか?