夫のメタボ腹に腹が立つ!~家族へのイライラを手放したい方へ~

こんなことありませんか?

仕事から疲れて帰ってきたら、ソファで夫がゴロゴロしてた!
そんなに暇なら、夕飯作ってくれたらいいのに💢

ゴロゴロしてるから、そんなお腹になっちゃうでしょ!
そのお腹見るだけで、何だか腹が立ってきちゃう💢

私が健康管理できてない妻みたいで、イヤなんですけど。
あ~もう、なんでこんな気持ちになるんだろう?

夫のメタボ腹を見るたびに、ゴロゴロしている姿を連想したり、自責感がよぎるのはなかなか辛いものです。

では、夫のメタボ腹を両手でつかんで「取れるものなら取りたい!」と思う位に、腹が立つ自分をどうしたら変えられるのでしょうか?

イライラは二次感情

イライラに関して覚えておきたい大前提がひとつあります。

「怒りは第二次感情」

私たちは、幼いころから「怒らないように」という躾や指導を受けてきています。そのため、「怒り」を感じた時に、【我慢しなくては】【怒ると嫌われる】と無意識に思っている可能性が高いという事を覚えておきましょう。

本来、悲しさ・悔しさ・みじめ・さみしさ等の感情がたまって生まれるのが【怒り】です。このことから、表面的な【怒り】を抑え込もうとするのは大きな誤りであると言えます。

イライラする自分に気づいたら、ます深呼吸をして落ち着くことを最優先にします。次に、少し時間をおいて「どうして、イライラしたのかな?」と自問自答してみる。これだけでも、怒りの下に隠れている感情を見つけようというアンテナが立ちます。

見つけた感情をどうしていくのかは、後半でふれていきます。

感情が先か?現象が先か?

もしかしたら、この記事を読まれている方の中には、「家族にだけこんなにイライラする自分は、病気なのだろうか?」と心配された経験があるかもしれません。

安心してください。家族にイラ立ちやすい方は、結構いらっしゃいます。それが良いかどうかは別として、家族には「分かってくれるはず」という甘えが出やすいと言えます。

期待を込めて甘えている分、それが叶わないと「なんで?」と責めるモードになりやすく、イライラの度合いもエスカレートしやすいのです。

ここで、ちょっと視点を変えてみましょう

私たちは多くの場合、ゴロゴロしている夫を見たからイラ立ちを感じたと思っています。
①夫がゴロゴロしているという【出来事】→②私の中に【感情】が生まれたという順番

ところが、最新の脳科学では、①私たちの中に【感情】があると②その感情を感じるような【出来事】を体験するということが明らかになっています。つまり、順番は逆だという事です。

引き寄せるという話もよく聞きますね。基本的な仕組みは同じ。【感情】があるから【現象】を引き寄せているとなります。

さらに、怒りは2次感情なので、メタボ腹を見た時に感じた怒りの陰には、必ず他の感情が隠れています。その【感情】が夫がゴロゴロする→メタボ腹が解消されないという【現象】を引き寄せている可能性が、大いにあるのです。

どうしたらいい?

その1:「なぜ、私はイライラしたのかな?」

とても大切な視点ですが、「一度で、隠れている感情を見つけられるはず!」とは思わないでください。一度では難しくても、心がけていると見つかる瞬間がやってきます。

「脳は、時間差で答えを見つけてきてくれる」ので、私たちはまずそのためのアンテナを立てることが重要になります。

それが、「なぜ、私はイライラしたのかな?」というフレーズになります。

その2:見える化する

怒りの陰に隠れている感情を見つけるためのアンテナを立てたら、次は、見つけた感情を「見える化」する必要があります。感情は、以下の例を参考にすると見つかりやすいかもしれません。

例1)私だって仕事しているのに、夫はゴロゴロしていて家事もしない。。。なんで私ばっかり?という【悔しさ】

例2)そんなお腹でいられてのん気でいいよね。もうちょっと自分で何とかしたら?という【軽べつ感】

例3)夫の健康が気になる、そんなメタボ腹で病気にでもなったら。。。という【不安】

大切なのは分ける意識

私たちがイライラするとき、自分の中が怒りでいっぱいになっている感覚を味わった方も多いと思います。「むしゃくしゃする」「頭にくる」という表現もあるくらいですから。

この時、【自分】と【感情】を分けて考えることが、とても大切です。

怒りは、自分の全部ではありませんよね。あくまでも、自分の一部です。

分けられると、こうなれます

心理学では、自分と感情を分けることを「外在化」と言います。

自分の外側に【感情】を出してあげるイメージです。外在化することによって、より適切な対策を考えやすくなります。

また、普段意識していなかった感情を見つけるには、リラックスが不可欠です。と言うわけで、「外在化できたら、しめたもの!」という位の軽い気持ちで、「なぜ、私はイライラしたのかな?」と自問自答をやってみましょう。

ただし、●と●が必要

ここまで、怒りの陰にある感情を見つける大切さとそのコツを書いてきました。

感情を見える化する際に必要なものが2つあります。それは、「紙」と「ペン」

デジタルの時代ではありますが、アナログで筋肉からの刺激を入れることで、より脳が意識しやすいことが明らかになっています。感情を見える化する際には、ぜひ、紙とペンを用意してトライしてみてください。

●●がない時には

とは言え、紙とペンがない状況もありますよね。そのような時は、スマホのメモ機能や音声入力も「やらないよりは効果があります」

音声と言えば、「誰かに話す」ということも「やらないよりは効果があります」ただし、話すときは、信頼できる方・否定しないで聞いてくれる方を選んでくださいね。相手を間違えると、さらなるイライラを感じることにもなりますから。

まとめ

夫のメタボ腹に腹が立つ!このイライラどうしたらいいの?

①イライラしていると気づいたら、まず深呼吸
②怒りは2次感情なので、その陰に隠れている感情を見つけるアンテナを立てる
③そのためには、「なぜ、自分はイライラしたのかな?」と自問自答する
④感情が現象を引き寄せるので、感情を見える化して意識する
⑤見える化は、アナログで書きだす・スマホのメモ機能や音声入力・信頼できる人に話すことで効果がある

自分の感情は、自分でケアできるのが最強です。ぜひ、ご家族とのよりよい関係づくりに、参考にしていただけたら幸いです。

プレミアムなサポート付きだから安心です。家族みんなが幸せになる方法

プロフィール

イライラした時、とっさに「我慢しなければ!」と自分の感情を抑えこんでいませんか?
我慢も時には大切です。特に、暴言や暴力は我慢する力が必要ですが、感情そのものは我慢しない方が断然いい。

試しに「イライラする位、〇〇な気もちだったんだね」って、自分に声をかけてみてください。
どんな感じがするでしょうか。まるで、大切な誰かに声をかけられたような、そんなホッとする感じがするのではないでしょうか。

「怒っちゃダメ」は、昭和の呪い。
令和は、自分らしく表現する時代です。

あなたらしく喜怒哀楽を表現する未来へ向かって、
一緒に一歩を踏み出してみませんか?